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実は、山地の地盤でいちばん肝心なのがこの水の問題である。専門家が見たとき、「あそこは、危ない!」とピンとくる敷地は、必ずと言っていいくらい水みちのある土地であることが多い。
よく湿ったところ、水きりのよくない土地は、家を建てる場所としては不適当と言われているが、反対に水をどんどん吸い込んでしまうのも危険だ。
建て家の半分くらい下が傾いてきたというようなひどい例もある。この家の床下を調べてみたら、なんと土地が陥没していた。これは、昔の〃水みち″がそのままになっていて、土をどんどんさらっていたケースである。道路の底がいきなり抜け、その下は川になっていたなどというおそろしいケースも実際に起きている。
したがって、まずは家が建っている周辺の地形と水の関係をよく調べておく必要がある。敷地の上とは別に地下水の流れについても知っておく必要があるのだ。
もとが〃地山″の敷地では、小規模な伏流水の脈層が造成によってたち切られ、地下水がのり(法)面にしみ出ていることがよくある。また、造成する前にあった地下水の通路が残っていて、それが地層を分けてしまうこともありうる。
こういうところでは、たとえ”地山”であっても、地震が起きたりすると、そこから地層がズレて崩れ落ちる危険性がある。
建築の直前、布(ぬの)基礎をつくるときなどには地盤面より平均50センチ程掘る。これを根切りと言うが、掘った底や断面を見ると、帯のように地層があらわれたり、ときには途中で土の色が変わることもある。また、かって田や畑だった土地では、その痕跡がそのまま出てくる可能性もある。

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”水みち”が多いときには、敷地周辺に溝をつくったり、水留めのコンクリートを打ちこむなどの対策が必要になってくる。